「WWDジャパン」5月7日号は、世界で存在感を放つ「ユニクロ(UNIQLO)」特集です。「ユニクロ」が都心1号店となる原宿店を1998年にオープンしてから今年で20周年を迎えます。ファーストリテイリングは、世界ナンバー3のカジュアルチェーンに成長し、“世界ナンバーワン”達成まで射程圏内に入ってきました。なぜ「ユニクロ」は支持され続けているのか。柳井正ファーストリテイリング会長兼社長の1万字におよぶロングインタビューから、“世界一”へのマイルストーン、「ユニクロ」を支える東レや第一線で活躍するクリエイターらの声をもとに「ユニクロ」のDNAを徹底解明します。
ロングインタビューでは、これまで語られてこなかった柳井会長兼社長の「美意識」と、それを形成するに至ったエピソードや未来の視座にフォーカスしています。影響を受けたファッションやアート、映画、「リベラルアーツ」、今の時代に求められるビジネスモデル、働き方、「ユニクロ」が目指すモノ作りなど、柳井正会長兼社長の素顔から見えてくる「ユニクロ」をひも解きます。
「ユニクロ」は、“高品質で手頃なファッション性のある究極の普段着”として“LifeWear”を掲げ、「世界唯一の新しい服のカテゴリー開拓」に挑んでいます。世界4都市を拠点にしたR&Dの体制強化や、ジル・サンダー(Jil Sander)女史らトップデザイナーと協業して服作りのレベルを上げてきました。そこで、R&Dセンターの勝田幸宏統括責任者やユニクロパリR&Dセンターのクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)アーティスティックディレクター、「ユニクロ」と協業したデザイナーのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)が「ユニクロ」をどのように進化させているのか取材しました。
山口の零細企業から出発し、今や世界で確固たるポジションを確立した「ユニクロ」の魅力とは、クリエーションなのか、ビジネス戦略なのか、それとも柳井会長兼社長なのか。「ユニクロ」をよく知る、クリエイターや経営陣らによる「ユニクロ」へのリアルな声を集結。ファッションジャーナリストのサラ・ムーア( Sarah Mower) 、アーティストのカウズ(KAWS)、「CRファッションブック(CR FASHION BOOK)」のカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)編集長、有賀昌男・海外ファッションブランド協会会長兼エルメスジャポン社長、建築家の安藤忠雄ら9人が「私のユニクロ」を論じます。
ニュース面では、ファッション業界も参入し過熱するホテルビジネスや今秋にリブランディングするマッシュスタイルラボの「スナイデル(SNIDEL)」、ドイツを拠点に遠隔で日本製のウエアやシューズを手がける「メゾン エウレカ(MAISON EUREKA)」などを取り上げます。是非ご一読ください。