2005年にデビューした、マッシュスタイルラボの「スナイデル(SNIDEL)」が今秋、ロゴを変え、もともとターゲットとしてきたエイジレスのイメージをより強化する。新ロゴは黒い大文字の洗練されたオリジナルデザイン。秋物商品からタグを変え、店舗ロゴは国内35店舗に加え、海外90店舗も順次変更する予定だ。なお、梅田エスト店とルミネ有楽町店はすでに3月に、今回のリブランディングを見据え全面改装しており、ロゴのみを変え「スナイデル」の新たな空間に整える。これまでもロゴなどの微調整をしてきたが、ここまで大きな変更は初めて。
今回のリブランディングの要因の一つは、17年度の国内外売上高が前年比2%増(5億円プラス)の180億円とこれまでにない低い伸び率だったことだ。近藤広幸マッシュホールディングス社長は、「この1年間の成長が最も鈍化したことは大きな課題の一つ。あらためて、『スナイデル』の強みを考え、商品や内装、ロゴの再編など含めた一点集中のブランドクオリティーを磨く。コンセプトである“ストリート・フォーマル”の真骨頂を表現したい。前年ではなく次の時代に対して、ブレイクダウンしていくことが『スナイデル』の面白さになるのかと思う」と意気込む。
今年はASEANの拠点になるシンガポール支社を設立し、7月には米国初店舗(店舗面積130平方メートル)をニューヨークにオープンする予定で、さらに海外事業に拍車をかける。単独ショー開催も再開し、より新しいブランドの世界観をアピールしていく計画だ。