「WWDビューティ」5月10日号は、2018-19年秋冬コレクションのバックステージトレンドをまとめた特集です。ニューヨークコレクションを筆頭に、ここ数シーズンダイバーシティー(多様性)が大きなキーワードになっています。今季は、LGBTQに対する偏見撤廃運動にも使われる“レインボー”カラーがランウエイでも多く見られました。文字どおり虹色のルックや、光の当たり方によって七色に光るルックなど、その表現方法は多岐にわたりました。
合わせてヘアメイクも、秋冬にもかかわらず鮮やかなカラーを使用したレインボールックが目立ちました。カラーアイライナーやアイシャドウ、マスカラなど、特にアイメイクが虹色に染まりました。また、メイク顔負けのカラフルなヘアスタイルも多く見られました。一方で、極力カバーをしない、ナチュラルで健康的な肌づくりにも注目です。
特集では、ファッションのトレンドと紐付けてビューティの細かいトレンドを紹介します。また、ピーター・フィリップス(Peter Philips)「ディオール(DIOR)」メイクアップクリエイティブ&イメージ・ディレクターや池田ハリス留美子ELGC M・A・C事業部シニアアーティストなど、バックステージでインタビューしたヘアメイクアップアーティストのコメントもピックアップしています。
ニュース面では、最近台頭している手軽に髪色のニュアンスを変えるヘアカラー製品についてまとめました。「ケラスターゼ(KERASTASE)」のトリートメントをしながら髪を染める「トゥーシュ クロマティック」やボタニカルブランド「ヒュウ(HUE)」の髪へのダメージを最小限に抑えたカラー剤「ヒュウ グロス」、花王の自宅でもできる白髪ケアアイテム「リライズ 白髪用髪色セーバー」など、次々とメーカーが開発しています。
その他、コーセーの2018年3月期連結決算やロレアル(L’OREAL)の韓国ファッション&
ビューティブランド「スタイルナンダ(SYLENANDA)」の買収、川辺と「エトロ(ETRO)」の香水の輸入販売契約締結などのビジネスニュースを取り上げています。また、「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」の初のクッションファンデーションや「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のコスメライン立ち上げの発表にも注目です。