グーグル(GOOGLE)はデベロッパー向けのカンファレンス「グーグルI/O」でビジュアル検索機能“グーグルレンズ”の新機能を発表した。
グーグルレンズは、画像情報をAI(人工知能)で解析して関連情報を表示する機能だったが、今後は端末に画像として保存しなくても、カメラ機能で表示した被写体の付随情報をリアルタイムで表示することができるようになった。
さらに、グーグルレンズの新機能として追加されるのが“スタイルマッチ”だ。ウエアやアクセサリーなどのファッションアイテムやインテリアをカメラで写すと、類似したデザインやスタイルを表示してくれるため、文字では表現することが難しい“こんな服”をビジュアルで検索できるようになる。
「道を歩いていて気になる洋服をスタイルマッチで検索すれば、その服に近いアイテムの情報やレビューを表示してくれる」と、アパルナ・チェンナプルガーダ(Aparna Chennapragada)=グーグルAR & VRプロダクト事業バイス・プレジデントは説明する。「例えば、『水玉でVネック、バイアスカットの流れるような素材のワンピース』という情報を文字で表現するのはとても難しい。どうやって検索したらいいか分からないという悩みを持つ人からのリクエストがとても多かった」。
スタイルマッチはほんの数カ月前から稼働したばかりの機能で、まだまだ改善の余地があり、次のステップとしては検索したアイテムとのコーディネートの提案機能なども検討しているという。