6月19日に東京証券取引所マザーズへの株式上場が決定したメルカリ(MERCARI)だが、東京証券取引所が発表した新規上場申請のための有価証券報告書から、流通総額などの経営状況が明らかになった。
2017年6月期時点のメルカリ全体での流通総額はグローバルで2480億円、国内では2300億円だった。今期は17年6月〜18年3月までの第3四半期までの累計で2660億円を突破しており、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」擁するスタートトゥデイの18年3月期の流通総額(2705億円)とほぼ並んだ。メルカリの18年6月期では3000億円突破が確実とみられる。
また、「メルカリ」の累計ダウンロード数は18年3月時点で1億800万で、国内に限れば7100万を突破、海外も急激にユーザーを伸ばしていることがわかる。月間のユニークユーザー数は18年3月時点で1030万だ。
17年6月期の通期決算は、売上高が前期比80%増の220億7100万円、経常損失が27億7900万円、純損失が42億700万円だった。国内事業に限れば、売上高は前期比73%増の212億5400万円、経常利益が同37%増の44億6900万円、前期30億円の純利益から一転して純損失が69億9000万円だった。国内の従業員数は652人、平均年齢は30.3歳、平均年間給与は501万円だ。