ネットショップ作成サービス「ベイス(BASE)」を運営するBASEは14日、出店ブランドがファンから資金調達を可能にするサービス「ショップコイン」を開始した。「ベイス」出店ショップであれば、審査をクリアすることで商品拡充などのためにファンから資金調達を行うことができる。ファンは出資額に応じて今後ショップのみで使用できるコインを受け取ることができる。
サービスについて同社は、「ブランドがファンから資金調達を行い、ネットショップ運営におけるキャッシュフローを早めるためのサービスだが、本質的なサービスの目的は“ファンとの関係を継続すること”にある。同サービスではブランド出店初期から応援してくれるファンをコインという形で優待できる。これを通じて、世の中にありふれたお金に感謝の気持ちを足すことができる小売りの未来を作りたい」とコメントしている。
「ベイス」は誰でもECサイトを無料で作成できるツールとして2012年に鶴岡裕太・社長が開発した。現在は50万店舗が出店し、大半がファッション関係という。アプリダウンロード数は400万。「ショップコイン」によって、潤沢な資金がなくてもブランド拡大を可能にするユニークなビジネスモデルが生まれそうだ。