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豊島が東大発ベンチャーのゼノマに出資 スマートアパレルの実用化を後押し

 繊維商社の豊島は、東京大学発のベンチャーでスマートアパレルを展開するゼノマ(Xenoma)の第三者割当増資を引き受ける。ファッションテック企業への出資を目的にしたCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を活用する。出資額は非公表。

 ゼノマは東大大学院の染谷隆夫・教授が開発した伸縮性と耐久性を兼ね備えた布状のプリント基板の実用化を目指すベンチャー企業で、導電性のあるテキスタイルとアパレルを「イースキン(E-SKIN)」ブランドで展開している。同社の「イースキン」を使うことで、心拍などの生体情報をセンシングし、介護や作業現場などでの活用が期待されている。

 CVCを活用した豊島のファッションテックへの出資は、これで4件目。同社はカジュアルウエア分野のアパレルOEM(相手先ブランド生産)を中心に、ユニホームなども手掛けており、ゼノマへの出資により、既存の事業とのシナジーを目指す。

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