水戸部昭夫が手掛けるメンズブランド「ハバノス(HBNS)」は、7月9〜11日に開催されるニューヨーク・メンズ・ファッション・ウィーク(以下、ニューヨークメンズ)に参加し、プレゼンテーション形式で2019年春夏コレクションを披露する。ブランドとしてショー形式の発表は初で、15ルックが登場する予定だ。うち2、3ルックはウィメンズにも挑戦するという。「これまでアメカジがベースの服作りを続けてきたので、本場アメリカでも自分の服が通用するのか楽しみにしている。特に得意とするジーンズなど、パンツを海外で売っていきたい。ウィメンズは、アメリカでどういったサイジングの反応が良いかをリサーチした上で本格的に作っている。アメリカは国内以上に現物を見せないとビジネスが成立しない。“アガる”服を作れるかが重要だと思っている」と水戸部デザイナーは意気込む。
「ハバノス」は2011年に設立した。“ワーク”“ミリタリー”“サーフ”をキーワードに掲げ、アメカジに現代的な感覚を加えたデザインを得意とする。卸先は国内がウィズム(WISM)やフレッド シーガル(FRED SEGAL)などのセレクトショップを含む13アカウントで、海外はアメリカ・ロサンゼルスのロンハーマン(RON HERMAN)。ニューヨークメンズ参加を機に、海外への拡販を目指す。
また今年2月に行われた18-19年秋冬シーズンのニューヨークメンズには森川拓野のメンズブランド「ターク(TAAKK)」が参加しており、今回も継続して参加する予定だ。