ブルガリ(BVLGARI)は6月20日に、世界6軒目となる「ブルガリホテル 上海」をオープンする。ホテルは上海市街地の蘇州河の岸辺に建つ48階タワーの上層部に位置し、下層部分はブルガリレジデンスが占める。
ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)ブルガリグループ最高経営責任者(CEO)は「北京に続く上海の開業は、ブルガリブランドにとって中国市場が重要であることの証で、一つの節目となる。最高のイタリアン・デザインとライフスタイルを、世界で最も現代的で活気に満ち溢れ、魅力的な都市である上海にご紹介できることを誇りに思う」と語った。
ホテルは19室のスイートを含めた82室。客室は平均60平方メートル以上となり、最上階のスイートルーム400平方メートルは、隣のスイートと合わせて570平方メートルのスリー・ベッドルームに拡張可能だ。家具は「B & B」「マクサルト(MAXALTO)」「フロス(FLOS)」「フレックスフォルム(FLEXFORM)」などイタリアブランドのオーダーメードでそろえて心地よさを提供する。
ホテルタワーと隣接する歴史的な上海商工会議所の2カ所に、6軒のシグネチャーダイニングがある。ミシュラン3つ星のイタリア料理シェフが手がけるイル・リストランテ ニコ・ロミートや、オーバル型のカウンターが印象的なイル・バールなどを導入する。1階にはラグジュアリーなスイーツを取りそろえる中国初のブルガリ イル・チョコラートや、ブランド最高級のクリエーションを用意するジュエリーショップを併設する。その他2000平方メートルのブルガリ・スパとフィットネスセンターには、トリートメントルームやネイルサロン、美容室、温水プールやフィットネススタジオなどがある。
なお「ブルガリホテル」は2020年にパリに、2022年には東京にもオープンが予定されている。