ファッション
連載 紙面と連動 時計動画を語る

楽園イビサで描く時計のある生活 「ピアジェ」はカラフル動画で新客開拓

 「WWD JAPAN.com」は5月19~25日、21日発売のファッション週刊紙「WWDジャパン」時計特集内の記事「時計を売るのに!?時計がほとんど登場しない動画続々」と連動し、紙面で紹介した時計・宝飾ブランドの最新動画について、フルバージョンのムービーを含む詳報記事をアップする。

 「ピアジェ(PIAGET)」は、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)グループにとって初の女性最高経営責任者としてシャピー・ノウリ(Chabi Nouri)を迎えて以来、野心的に新規顧客、特に若い男女を獲得しようと改革を進めている。

 時計においても、まず商品面では、メンズ・レディスの双方でステンレススチールの時計を発売し、従来100万円以上だったエントリープライスをダウン。特にレディスの“ポセション”は、外周のリングがクルクル回るラインの特徴はそのまま、合計13個のダイヤモンドを入れながら42万円と値ごろ感が強い。別売りのアリゲーターストラップもブルーやグリーンなど色鮮やか。若い女性にもリーチできそうだ。

 この世界観を表現するため、「ピアジェ」はイメージ動画も大刷新した。舞台は青い海に太陽が降り注ぐ南の楽園、イビサ。モデルのドウツェン・クロース(Doutzen Kroes)演じる、パートナーとのバカンスを楽しむ女性が主人公だ。髪をかき上げる彼女の腕には、“ポセション”のブレスレット。そしてプールから上がってくるパートナーの腕には、メンズの“ピアジェ ポロ S”。彼女は、夜のパーティーでは時計を“ピアジェ ライムライト・ガラ”に付け替え、その腕をパートナーの背中に回す。時計や宝飾を前面に押し出すことはせず、あくまで時計とアクセサリーに囲まれる生活をメモリアルな景色、そして色鮮やかな貴石のジュエリーで表現した。


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