「ディーゼル(DIESEL)」が影響力のあるデザイナーとのコラボコレクションを発売していくプロジェクト「レッドタグ プロジェクト(Red Tag Project)」の第2弾となるカプセルコレクションが、ミラノ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中の6月16日に披露される。情報筋によれば、第2弾のコラボデザイナーに選ばれるのはグレン・マーティン(Glenn Martens)「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」クリエイティブ・ディレクターの可能性が高いという。
「レッドタグ プロジェクト」の目的は、コラボデザイナーがブランドのアイコンでもあるデニムやスポーツウエアを再解釈し、「ディーゼル」とファッションコミュニティーとの交わりを活発化させることだ。プロジェクト名の“レッド”は、レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)=ディーゼル創始者の姓がイタリア語で赤を意味することにちなんでいる。第1弾は、現在休止している「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」の共同設立者でデザイナーのシェーン・オリバー(Shayne Oliver)をコラボデザイナーに迎え、3月3日にパリで披露された。オリバーとのコラボコレクションは8月末に「ディーゼル」の公式ECサイトやオープニング セレモニー(OPENING CEREMONY)などのセレクトショップで発売する。
今回のコラボデザイナーとウワサされているマーティン「Y/プロジェクト」クリエイティブ・ディレクターはベルギー・ブルージュ生まれで、建築を学んだ後にアントワープ王立芸術学院に入学。卒業後は「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN-PAUL GAULTIER)」などでキャリアを積み、2013年から現職。脱構築的なデザインと、流れるようなボリュームのある独特なシルエットで知られる。フランス国立モード芸術開発協会主催の2017年度「ANDAMファッション・アワード(2017 ANDAM Fashion Award)」でグランプリを受賞している。
なお、12年からアンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)がクリエイティブ・ディレクターを務める「ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)」は、16年からミラノ・メンズ・ファッション・ウイークでコレクションを発表してきたが、今回はショールームでの発表になる。