「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」はロンドンのコヴェント・ガーデン(Covent Garden)のギャラリーで、「ユア・ピクチャー/アワ・フューチャー(YOUR PICTURE / OUR FUTURE)」と題した写真展を5月18日から23日まで開催している。この写真展は、次世代を担う若手フォトグラファーを発掘することを目的にしたコンテストの一環で、コンテストのファイナリスト50人による200点以上の優秀作品が展示されている。大賞受賞者は「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のキャンペーンの撮影を行うことができるというもので、応募資格には18~30歳という年齢制限がありながら世界中から1800点以上の応募があった。
当初大賞受賞者は1人の予定だったが、あまりにも優秀な作品が多かったために最終的にジュリー・グレーヴ(Julie Greve)、イェレナ・ベレツカヤ(Yelena Beletskaya)、シモンズ・フィナーティ(Simons Finnerty)の3人の若手フォトグラファーが選ばれた。大賞の3人は「ジェイ ダブリュー アンダーソン」の19年春夏のキャンペーンの撮影を手掛ける。
このプロジェクトを主催したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ジェイ ダブリュー アンダーソン」クリエイティブ・ディレクターは、プロジェクトを振り返り、「応募者それぞれにストーリーがあり、なぜフォトグラファーになりたいかを実際に会って聞くことができた。『ジェイ ダブリュー アンダーソン』はカルチャーのアジテーターだと思っている。だからこの企画はぴったりだった。この写真展のハイライトは、あらゆる作品が同じ写真展の同じ壁に展示されているということ。シャッターを押した瞬間、フォトグラファーが何を考えていたのかを感じ取ることができる」と語った。