米「WWD」からの人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジしちゃいます!
第6回は、5月19日にロンドン郊外バークシャーの英王室公邸、ウィンザー城の敷地内にある聖ジョージ礼拝堂で行われたサセックス公爵ヘンリー王子(Prince Harry、ハリー王子)とメーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵夫人(以下、メーガン妃)の結婚式の参列者のファッションを厳しくチェック。世界から2640人を招待した同結婚式から、デヴィッド・ベッカム(David Beckham)とヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)夫妻、ジョージ・クルーニー(George Clooney)とアマル・クルーニー(Amal Clooney)夫妻、テレビ番組の司会者で女優のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)、女優でメーガン妃の友人のプリヤンカー・チョープラー(Priyanka Chopra)、テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)が登場。晴れの日にふさわしい色鮮やかなドレスやフォーマルなスーツで終結した各界のスターたちの評価はいかに!?
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アマル・クルーニー(左)とジョージ・クルーニー REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Amal Cloony and George Cloony at Royal Wedding
「ステラ マッカートニー」のカナリーイエローのドレスで、結婚式のドレスコードを完璧に制したアマル・クルーニー。さらにファッション感度の高さを見せつけるトレールで圧倒的勝利をものにした。フリスビーにも見えるハットは、結婚式に飽きたらすぐに遊べそうという意味で好評価。一方、明るいトーンのネクタイ、シャツ、スーツで全身洗いざらしたかのようなジョージ・クルーニーは、いつもの“モテオヤジ”ファッションから“おじいちゃん”ファッションに転落。
デヴィッド・ベッカム(左)とヴィクトリア・ベッカム REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
David Beckham and Victoria Beckham at Royal Wedding
「ディオール オム(DIOR HOMME)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したキム・ジョーンズ(Kim Jones)のファーストコレクションを着用して晴れの日に登場したデヴィッド・ベッカム。結婚式の正装として完璧なコーディネート例だ。均整の取れたスーツにシャープなヘアカットもマッチ。非の打ちどころがない。一方、ヴィクトリア・ベッカムはいくらネイビーのドレスがグラマラスだとしても、このドレスはカクテルパーティーなど別の機会にとっておくべきだった。しかし、赤ヒールでなんとか華やかに見せようとしているのでボーナスポイントをあげよう。
オプラ・ウィンフリー REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Oprah Winfrey at Royal Wedding
シューズ、バッグとマッチしたピンクのドレスはシンプルだがエレガントだ。しかし、派手なハットは結婚式というより競馬観戦のファッションにふさわしい。しかも結婚式にサングラスとは言語道断だ。
アビゲイル・スペンサー(左)とプリヤンカー・チョープラー JAMES GOURLEY / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Priyanka Chopra at Royal Wedding
トップスの構築的な襟のおかげで、なんとかブランチファッションからウエディングファッションへの転換に成功したプリヤンカー・チョープラー。しかしシャープなスーツに未来的なハットのためか、SF映画の衣装のようにも見える。
セリーナ・ウィリアムズ(左)とアレクシス・オハニアン REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
Serena Williams at Royal Wedding
明るいピンクのドレスが、テニスで鍛えられた体をさらに美しく見せている。ひざ下丈のスカートで、古代ローマっぽいドレーピングとうまくバランスをとった。艶のあるヘアスタイルにエレガントなヘッドピースで、コーディネートを完璧に仕上げている。