東急不動産は、シンガポール発のエンターテインメントレストラン「セラヴィ(CE LA VI)」と組み、来年秋に竣工予定の東急プラザ渋谷の17、18階に同レストランをオープンする。「セラヴィ」は、シンガポールにある5つ星リゾートホテル「マリーナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)」の最上階に1号店を構えていることでも知られ、現在はフランスのサントロペなどに出店。日本には初上陸となる。
シンガポールの「セラヴィ」は、高層階やルーフトップなどのスペシャルロケーションを特徴に、さまざまなジャンルの音楽が流れる空間で、フードやカクテルを提供している。渋谷店も、東急プラザ渋谷が目指す“都会派の感度が成熟した大人たち”をターゲットにした“メロウライフ”を提案する場の一部として計画する。
今回の日本進出を機に、「セラヴィ」を運営するシンガポールのアイコニック ロケーションズ(Iconic Locations Limited)は、「サルヴァトーレ・クオモ(SALVATORE CUOMO)」などを手掛けるワイズテーブルコーポレーション(金山精三郎・代表取締役会長兼社長)との合弁会社、アイコニック ロケーションズ 東京(仮称)を今年7月に設立する予定だ。出資額は半々。
なおアイコニック ロケーションズは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)と同社傘下の投資会社、L キャタルトン(L CATTERTON)、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者が運営する投資会社のグループ アルノー(GROUPE ARNAULT)の3社が投資し、2016年に設立・継承されたレストラン&バー運営会社。