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ロレアルがLA発のヘアカラーブランド「パルプ ライオット」を買収

 ロレアル(L’OREAL)は米国ロサンゼルス発のプロフェッショナルヘアカラーブランド「パルプ ライオット(PULP RIOT)」を買収した。買収額は公開していないが、2017年の年商は1100万ドル(約12億1000万円)だった。デイビッド・サーストン(David Thurston)=パルプ ライオット最高経営責任者(CEO)は引き続きロサンゼルスの本社でCEOを務める。

 ロレアルは「『パルプ ライオット』は創業以来、SNSを活用して世界中のヘアスタイリストを教育してインスパイアし、ヘアカラー市場を変えてきた」とコメント。同社のナタリー・ルース(Nathalie Roos)=プロフェッショナル プロダクツ ディビジョン プレジデントは「われわれは『パルプ ライオット』の世界進出を加速させる狙いだ。クリエイティブな思考とスタイリストによる教育方針は、プロフェッショナル部門にも刺激を与えるだろう」と語った。サーストン=パルプ ライオットCEOは「世界最大の化粧品企業であるロレアル傘下に入ることがとても楽しみだ。ロレアルのサポートを得て、われわれが掲げている目標を達成できると信じている。そして『パルプ ライオット』の成功に貢献しているスタイリストらが、さらなる機会を得ることを特にうれしく思う」と語った。

 「パルプ ライオット」は、SNSで人気を集めるヘアスタイリスト集団、バタフライ サーカス(Butterfly Circus)を立ち上げたデイビッドとアレクシス・サーストン(Alexis Thurston)が2016年にスタートしたブランド。インスタグラムで67万を越すフォロワーを持ち、その影響力を生かし、多くのスタイリストを教育したり、インスパイアしてきた。定期的にヘアカラーのセミナーやクラスを開催し、多くのファンを抱え、公式グッズを販売するほど人気だ。製品は、ネオンなど色鮮やかでクリエイティブなカラーバリエーションとアーティスティックなパッケージが特徴だ。また、100%ビーガンでアンモニア不使用処方で、キヌアがメーンの原材料だ。

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