ビジネス

資生堂が持続可能なパッケージングへの取り組みに参加

 資生堂は、日本企業として初めて、化粧品のための持続可能なパッケージングへの取り組み(以下、SPICE)に参加する。SPICEは環境サステイナビリティーの大手コンサルティング会社であるクアンティス(QUANTIS)とフランスのロレアル(L’OREAL)により2018年5月に共同設立。資生堂を含む11社で活動を開始する。グローバルな化粧品会社が協業し、「持続可能なパッケージングの未来をともに描く」という共通の目標に取り組む。

 資生堂は今回の参加で、エコデザインのパッケージや容器など、日本の化粧品業界が推進してきた環境に配慮した技術を適切に評価する手法を開発するとともに、こういった技術を使用した製品を奨励する新しい枠組みの構築を目指す。加えて、この枠組みを積極的に活用することで、資源効率性の高い商品を顧客に提供し、業界全体のサステイナビリティーへの取り組みを強化する。

 参加企業は、資生堂の他、ロレアル、エイボン・プロダクツ(AVON PRODUCTS)、シャネル(CHANEL)、クラランス・グループ(CLARINS GROUP)、コティ(COTY)、ロクシタン(L’OCCITANE)、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)、シスレー(SISLEY)の9社の化粧品メーカー、クアンティス、コスメティックバレー(フランスの化粧品産業集積地)、FEBEA(フランス化粧品・トイレタリー企業連合)。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。