ロレアル(L'OREAL)は5月28日、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」とファインフレグランスおよびラグジュアリービューティのグローバルライセンス契約を締結したと発表した。詳細は明かされていないが、メイクアップラインを含む化粧品事業をスタートする可能性もある。長期間契約で2019年1月1日に発効する。
ニコラス・ヒエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアル デピュティ最高経営責任者(CEO)は「一流ブランドでありながら現代性も備えた『ヴァレンティノ』は、世界中のミレニアル世代をとりこにするだけでなく、われわれのブランドポートフォリオにもマッチしている」とコメントした。ステファノ・サッシ(Stefano Sassi)=ヴァレンティノCEOは「『ヴァレンティノ』はビューティ分野における大きなポテンシャルを持っていると信じている。ビューティのプロフェッショナルであるロレアルのサポートで、そのポテンシャルが花開くだろう」と語った。
「ヴァレンティノ」は現在プーチ(PUIG)と化粧品のライセンス契約を締結しており、その前はプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)と契約していた。現在「ヴァレンティナ」シリーズや「ドンナ アクア」「ウオモ アクア」など人気の香りを多く持ち、日本では川辺が取り扱っている。また、ロレアルのリュクスディビジョンは「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」など多くのラグジュアリーメゾンとライセンス契約している。