ビューティ

「コロン エルメス」の真昼から真夜中まで香る新作の魅力

 「エルメス(HERMES)」から、カラフルなボトルで知られるフレグランスのシリーズ「コロン エルメス(COLOGNE HERMES)」の8番目の香り「オー ドゥ シトロン ノワール(EAU DE CITRON NOIR以下、シトロン ノワール)」が登場しました。シトロン ノワールとは乾燥レモンのこと。小ぶりのレモンを塩水でゆでた後、数週間日干しを繰り返すと黒に近いこげ茶色に変化することからシトロン ノワール=黒いレモンという名前が付けられています。乾燥レモンはフランス・リヨンの老舗ショコラティエである「ベルナシオン(BERNACHON)」のショコラにも使用されています。乾燥することにより、まろやかな清涼感にスモーキーな香りが加わるため、奥深い味わいが加わります。

 「エルメス」の香水クリエイション・ディレクターであるクリスティーヌ・ナジェル(Christine Nagel)は「数多くの個性的な柑橘類の香りがありますが、最終的にシトロン ノワールを選んだのは、純度が高くスモーキーだからです」とコメントしています。 「シトロン ノワール」は果実ともスパイスともとれる独創的な香りで、フレッシュとスモーキーという相反する要素が融合したミステリアスなコロンです。真昼から真夜中まで香る持続性も特徴で、「コロン エルメス」でこれほど続く香りは初めてだそうです。

 「コロン エルメス」の始まりは1979年に登場した「オー ドランジュ ヴェルト(EAU D’ORANGE VERTE)」というコロンにさかのぼります。朝露にぬれた森の緑がインスピレーションの爽やかで「エルメス」を代表する香りになりました。そして、2009年に「コロン エルメス」というシリーズが誕生しました。「コロン エルメス」は嗅覚を通して喜びを表現したもので、素材自体にインスピレーションを得ています。性別、トレンド、時代や季節を超越した普遍的な香りです。

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