ファッション

ラスト開催の「タイコクラブ’18」は秋冬アウターも活躍 コーデの鍵は寒さ対策

 野外音楽フェスティバル「タイコクラブ’18(TAICOCLUB’18)」が6月2〜3日、長野県木曽郡のこだまの森で開催された。同フェスは、特設ステージと野外音楽堂の2ステージで、2日の14時のオープニングアクトから、3日の14時まで行われるオールナイトイベント。2006年からスタートした同フェスは、今回が最後の開催だ。FKJ、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)、ネイサン・フェイク(Nathan Fake)、サカナクション、PUNPEE、スチャダラパーら国内外さまざまなジャンルから総勢23組のアーティストが出演した。

 会場は普段、キャンプやスキーなどのレジャー客に利用されているエリアだ。昼夜の気温差が大きく、時間帯によって来場者の服装がガラリと変わる。日中はTシャツやショーツ姿が多く、なかには移動の多さや夜間の冷えを見越して、「アシックス(ASICS)」や「シースリーフィット(C3FIT)」などの本格的なスポーツタイツにショーツをレイヤードしている人もいた。Tシャツは「アディダス(ADIDAS)」「ダブレット(DOUBLET)」「タンタン(TANGTANG)」「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」といった、インパクトのあるプリントものが人気。日が落ちるとグッと気温が下がり、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「パタゴニア(PATAGONIA)」などアウトドアブランドの秋冬物アウターを着込む人の姿が増えた。足元はスニーカー以外では、身軽なサンダル派あるいは「サロモン(SALOMON)」をはじめとするトレッキングシューズ派と対照的だったが、サンダルもソックスを履いたまま着用できる「キーン(KEEN)や「スイコック(SUICOKE)」など、寒さに対応できるタイプが好まれた。

 「タイコクラブ」事務局は今回の開催をもって同フェスを終了、19年以降は新たなスタイルの音楽フェスを作っていくと発表。今回のステージにも“See you 202X”の文字が掲げられており、今後の動向が期待される。

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