6月14日に開幕する2018年FIFAワールドカップ ロシア大会(2018FIFA World Cup Russia以下、W杯)に合わせて発売されたサッカー・ナイジェリア代表のユニホームが話題だ。
「ナイキ(NIKE)」が今年の2月に発表した同ユニホームは、1994年にナイジェリア代表がW杯で初勝利した際のユニホームにオマージュを捧げたもの。発表当初からユニホームとは思えない高いデザイン性とデイリーユースでも使えるラインアップが注目を集めた。またナイジェリアにルーツを持つグライムMCのスケプタ(Skepta)やラッパーのウィズキッド(Wizkid)らが着用するなどしてさらに話題となり、発売までに300万枚以上の注文が殺到。発売当日の1日には「ナイキ」ロンドン店に長蛇の列ができた。
アイテムはナイジェリア国旗に用いられている緑を基調とし、メーンテーマに代表選手の愛称“スーパーイーグルス”から着想したフェザーパターンを採用している。ホームユニホームやジャケット、バケットハットにはこのフェザーパターンが全体にプリントされ、トラベルスーツにはナイジェリア風の花柄があしらわれるなど、ピッチ内外でも目を引くデザインに。一方でアウェーユニホームは濃い緑一色のシンプルなデザインだ。また、アイテムの随所に「新しいナイジェリア」を意味する“NAIJA”の文字がプリントされており、初のベスト16突破を目指す思いが表れている。W杯では17日にクロアチア代表、23日にアイスランド代表、27日にアルゼンチン代表と対戦する。
同ユニホームは、2日にロンドンで行われた対イングランド戦で初披露されるも、前半で2点を失い、「アーセナルFC(Arsenal FC)」に所属し同コレクションのモデルも務めたアレックス・イウォビ(Alexander Iwobi)の健闘もむなしく2-1で敗れている。