ビジネス

写真家マリオ・テスティーノ、セクハラ問題でついにNYから撤退

 写真家のマリオ・テスティーノ(Mario Testino)の所属事務所「マリオテスティーノ+(MARIOTESTINO+)」はニューヨークのオフィスを閉鎖した。

 同社のニューヨークオフィスはブリジッド・ウォルシュ(Brigid Walsh)の指揮の下で1年前に立ち上げたばかりだったが、SNSの「リンクトイン(LINKEDIN)」によると、ウォルシュは3月に退社している。また、ウォルシュを含め同オフィスに所属していた3人が退社していることが分かった。

 ニューヨークから撤退した原因は、1月13日付の「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」紙に13人の男性モデルとアシスタントが写真家のブルース・ウェーバー(Bruce Weber)とテスティーノによるセクハラ被害を告発したことで、大手出版社やラグジュアリーブランドが次々に両名と絶縁する旨を発表したためと見られている。

 ロンドンにあるメーンオフィスは営業を継続しており、テスティーノ本人もコマーシャルの仕事を続けているがクライアントは明かされず、オフィスの営業部門もリストラが行われたという。また、約2万5000フォロワーを持つ同社のインスタグラムアカウント(@mariotestinoplus)は報道があった1月13日を最後に更新が止まっている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。