「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」は9月開催のパリ・ファッション・ウイークで2019年春夏コレクションのショーを男女混合形式で行う。
パリを拠点に活動するハイダー・アッカーマンは、3シーズンにわたりクリエイティブ・ディレクターを務めた「ベルルッティ(BERLUTI)」と袂を分かったばかりだ。
「この決断は、性差を撤廃し、なおかつ異なるアイデンティティーの関わりが生み出す魅力を再構築することで、メンズとウィメンズのコレクションを合わせた新しいバランスを演出したいという考えによるものだ」と広報を担当するミッシェル・モンターニュ(Michele Montagne)は述べた。
「グッチ(GUCCI)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などがすでにミラノおよびパリ・ウィメンズ・ファッション・ウイークにおいて男女混合ショーに切り替えており、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMAIN)」と「フルラ(FURLA)」が9月に混合ショーの開催を発表している。
他には「ジェイ タブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」や「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「エトロ(ETRO)」「ミッソーニ(MISSONI)」「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「バーバリー(BURBERRY)」「ケンゾー(KENZO)」「モスキーノ(MOSCHINO)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」「トム フォード(TOM FORD)」「セドリック シャルリエ(CEDRIC CHARLIER)」もこの流れに乗っている。
男女混合ショーはシーズン中2回に分けてショーを行うよりもコストを抑えられるとされており、性差があいまいになった現代において、より力強いメッセージを発信できるとされる。