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ビギHD新社長に前レッドブル・ジャパン社長の唐木氏

 ビギホールディングスは、新社長に前レッドブル・ジャパン社長の唐木利治氏(56) が6月1日付で就任したと発表した。同社は2月に三井物産に買収され、創業者の大楠祐二・代表取締役会長が最高顧問に退き、トップが空席になっていた。外資系企業での経験が豊富な唐木新社長の指揮の下、手薄だった海外事業やEC事業の強化に乗り出す。

 唐木新社長は1986年に東京大学経済学部を卒業後、三菱商事に入社。その後、プロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク、ナイキジャパン、ペプシコ・インターナショナル、スリーエム ジャパンといった外資系企業でキャリアを重ね、16年11月にレッドブル・ジャパンの社長に就いていた。

 ビギHDはビギ、メルローズ、パパスなどの事業会社を通じて「ヨシエ イナバ(YOSHIE INABA)」「メルローズ(MELROSE)」「パパス(PAPAS)」「メンズ ビギ(MENS BIGI)」「ピンクハウス(PINK HOUSE)」「コンバース トウキョウ(CONVERSE TOKYO)」などを運営している。直近の売上高は約500億円だが、長期的にはこれを1000億円に拡大する。三井物産は既存ブランドだけでなく、総合商社のネットワークを生かして国内外のブランドをビギHDの販売網で拡販する考え。その第1弾として英高級ニット「ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)」を輸入販売するリーミルズエージェンシーをメルローズが4月に子会社化している。

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