ストライプインターナショナルのウィメンズブランド「イーハイフンワールドギャラリー(E HYPHEN WORLD GALLERY以下、イーハイフン)」は2018-19年秋冬物で、ここ数シーズン好調な韓国ファッションのテイストをやや強める。17年秋から、ブランド内で「ユッカム(YUKKAM)」という韓国ファッション好きのためのレーベルを展開しているが、18-19年秋冬は全体的に韓国色を濃くする。同時に、主力出店先であるショッピングセンターのマスの客にも取り入れやすい商品もそろえ、トレンド性と安心感の両軸を打ち出す。
「韓国ファッションは『イーハイフン』と親和性のあるトレンド。ストリート、スポーツなど、日本で今人気があるテイストとミックスして提案する」と郡山広幸・事業部長。1月に郡山事業部長とデザイナーらが韓国・ソウルを訪れ、トレンドやショップ内装をリサーチ、それを企画に生かしたという。パープルなどのはっきりとした色合いや、デコラティブな装飾などがポイントだ。
ただし、店頭ではそれらの商品は3割にとどめ、7割はベーシックで手に取りやすい価格の商品で構成する。「若者向けブランドというイメージが強いが、実際に来店している客は20代後半以上の主婦層が多い」ことから、今春夏は20代後半以上に向けたベーシック商品を強化したところ、2~5月の既存店売り上げが前年比25%増と好調。秋以降もこの流れを踏襲する。現在の店舗数は58、アウトレットが1。