サンフランシスコのバッグブランド「ティンバックツー(TIMBUK2)」のパティ・カザート(Patti Cazzato)最高経営責任者(CEO)が、初となる東京でのインターナショナルセールスミーティング開催のため来日した。「日本はアメリカに次ぐ売り上げ規模の重要なマーケットだ。ビジネス面だけでなく、トレンドの発信地であり、バッグデザインのインスピレーションも受けている」と話した。
同ブランドは1989年、バイクメッセンジャーだったロブ・ハニーカット(Rob Honeycutt)がサンフランシスコでスタートさせ、メッセンジャーバッグの先駆的ブランドとして人気を博した。2006年、初の旗艦店をサンフランシスコのヘイズバレーにオープン後は、国外での展開も始めて、販売先は22カ国に広がっている。現在の直営店舗数はアメリカ12、国外15。
来年、創業30周年を迎えることについて、「お客さまに喜びとサプライズのある商品を届け続けたことが今日につながっている。今年は30店舗体制、2ケタ成長を計画している。来年創業30周年に向けて未来を感じるイノベーティブな商品を出したい」と意欲を見せた。
日本は、11年に伊藤忠ファッションシステムが総輸入元、ゼットが総販売元となり、昨年12月原宿にオープンした路面店をはじめコスピ吉祥寺、小田急ハルク、新宿マルイメン、ロッジ京都に直営店がある他、全国のスポーツ専門店などに卸している。