パリ発総合美容専門店の「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」日本2号店が、京都・河原町のファッションビル京都バル1階にオープンした。東京・代官山の1号店と同様に、内装はブランドを象徴する重厚な薬局棚や薬壺など、19世紀フランスの空間を演出。外観は日本の茶室に着想を得た数寄屋造りを取り入れている。
パリの他、台北やソウル、ロンドン、ニューヨークにもブティックを構える「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は1803年にパリで誕生。香水やスキンケア製品を販売しヨーロッパで長年愛されてきたが、2014年に19世紀のクラシカルな世界観を生かした現在のコンセプトにリブランディング。16年には日本法人となるビュリー・ジャパンを立ち上げ、17年4月に日本1号店を代官山にオープンした。
製品は創業当時から伝わる天然原料を用いた自然な製法による芳香品やスキンケア、ボディーケア、メンズアイテムなどを展開する。カウンターでは植物オイルを使ったスキンケアのカウンセリングが受けられ、18世紀後半から19世紀前半の時代にさかのぼる、フランス流の美容法が体験できる。京都店では、オイルエキスパートによるデモンストレーションの他、フランスの手書き書体を学ぶカリグラフィー・レッスンの開催も予定する。
ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)=オーナーは、「伝統とモダニティーが混在する日本には特別な愛情がある。歴史のある街、京都に日本2号店をオープンしたのは自然な選択だった」と話し、今後3年でインショップを含む30店の出店を目指す。今夏以降、植物オイルボトルのデザイン刷新や、ミニチュアサイズの化粧品をセットしたトラベルキットの販売も行う。