三栄コーポレーション(東京、小林敬幸・社長)は、ドイツの時計ブランド「カーブホルツ(KERBHOLZ)」と日本における独占販売契約を3月に結んだ。同ブランドの時計のベゼルやブレスレットには天然木が使用されており、カッティングによる模様は二つとして同じものがない。長く使うことで風合いも増し、経年変化を楽しむことができる。小林社長は「木は、日本人にとってなじみ深い素材だ。『カーブホルツ』の理念とプロダクトを多くの方に届けたい」とコメントした。
「カーブホルツ」は2012年、ドイツ人のマティアス・クッペ(Mattias Koeppe)とモリッツ・ブレース(Moritz Blees)によってスタートした。中米を旅行した2人は、木製のボートやジャングルにあるテラス、ネイティブアメリカンの工芸品に触れ、素材としての木の素晴らしさを再認識し、これがブランド設立のきっかけとなった。ドイツ語でKERBは「刻む、削る」、HOLZは「木」。KERBHOLZは「刻まれた木」を意味し、「身に着ける人それぞれの大切な時も刻んでほしい」というメッセージも込められている。
同ブランドは自然保全活動にも積極的で、「優れたデザインは環境に配慮すべき」という理念の下、17年にデザイニング トゥ サステイン(DESIGNING TO SUSTAIN)基金を設立した。毎年利益の10%を基金を通し、さまざまなプロジェクトやNGOに資金援助し、ニカラグアの植林や海洋プラスチックごみの除去活動などに役立てられている。
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