6月9〜11日に開催された2019年春夏ロンドン・メンズ・ファッション・ウイークの会場付近では、若者を中心にどこか肩の力が抜けたエフォートレスなストリートスタイルが多く見られた。来場者の着用ブランドは「シュプリーム(SUPREME)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ゴーシャ ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)」「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」など。一方で、ビッグシルエットのテーラードジャケットやセットアップも人気のようだ。
足元は引き続き重量感のあるダッドスニーカーがトレンドだ。火付け役の「バレンシアガ」の“トリプル S(TRIPLE S)”をはじめ、「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス 98(AIR MAX 98)”や「フィラ(FILA)」「エイティーズ(EYTYS)」などが目立った。
アイテム別ではサコッシュやボディーバッグ、90年代のようなナイロンジャケット、サッカーのユニホーム風シャツが多く見られた。また、前回のコレクションでクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)が退任して転換期にある「バーバリー(BURBERRY)」のチェック柄のアイテムが目を引いた。
会場付近には、スケボーカルチャーをけん引するロンドンらしく、スケーターの姿やファースト・コレクションの準備で多忙なはずのヴァージル・アブロー「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ・アーティスティック・ディレクターも姿を見せた。