トーマス・マイヤー(Tomas Maier)「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」クリエイティブ・ディレクターの退任が13日に発表された。退任時期などの詳細は明かされていない段階で早くも後任候補がウワサされている。
業界筋によると大本命はクレイグ・グリーン(Craig Green)だという。グリーンはイタリアのピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)にゲストデザイナーとして参加するため今シーズンのロンドン・メンズ・コレクションのスケジュールから離脱した「クレイグ グリーン」のデザイナーで、「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」にも参加している人物。「クレイグ グリーン」はロンドンメンズの中では目玉ブランドの1つだ。
グリーンは「ボッテガ・ヴェネタ」を擁するケリング(KERING)傘下の「ブリオーニ(BRIONI)」のクリエイティブ・ディレクター候補としても名前が挙がっていた人物で、ケリングも注目している可能性が高いという。
一方で、「セリーヌ(CELINE)」のクリエイティブ・ディレクター退任後の動向が注目されているフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)を挙げる声もある。その他には、「グッチ(GUCCI)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」を経て「ボッテガ・ヴェネタ」のチームの中心人物であるウォルター・チャッポーニ(Walter Chiapponi)=デザイン・ディレクターが昇格するのではないかというウワサも出回っている。
ケリングからは後任人事についてのコメントは得られなかった。