繊維ファッション産学協議会は6月14日、「2018年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」の審査会を開催し、今年度からビジネス支援を行う10ブランドの11人を決定した。また、審査で最高得点を獲得した「バルムング(BALMUNG)」のハチ(32)が東京都知事賞を受賞した。
「バルムング」は、グラフィックプリントとオーバーサイズのシルエットが特徴的なユニセックスブランド。インスタグラムなどのSNSでもフォロワー数を多く獲得している。デザイナーのハチは「18-19年秋冬から上海で本格的に展示会を開催し、手応えがあった。日本人と似た体形である中国をはじめとするアジア市場に可能性を感じるので、支援を弾みに強化したい」と語る。
同大賞では創造力と独創性、事業の発展性を基準に選出された10人のデザイナーに対し、今年度より最長3年間(意欲・成果により毎年更新)のビジネス支援を行う。
入賞ブランドとデザイナーは「バルムング」のハチの他、「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」の横澤琴葉、「カイキ(KAIKI)」の飯尾開毅、「リヒト ベシュトレーベン(LICHT BESTREBEN)」の加藤弘大、「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」の小塚信哉と梶浦慎平、「ラス(l’A.S)」の猿橋歩美、「チョノ(CHONO)」の中園わたる、「セヴシグ(SEVESKIG)」の長野剛織、「アズマ(AZUMA.)」の東研伍、「リコレクト(RIKOLEKT)」の山崎祐介。