「WWDジャパン」6月18日号は、「健康的なビジネス教えます」という特集で、売り上げ好調な企業や業態がなぜ売れているのかに迫っています。「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」などを手掛けるマッシュホールディングス、ラクラスのドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)、ユナイテッドアローズの「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」などのビジネスの考え方やノウハウを取材し、ヒントとなる事例を集めました。
特集では、変革が求められ、大転換期にある日本のファッションビジネスを、「プロパー消化率(値引きせず定価で販売した割合)」「原価率(販売価格に対して、原材料費・生産工賃などで構成される原価が占める割合)」という2つの指標から考えています。これまでのファッションビジネスは、「大量に作って、余れば値引きすればいい」という手法が主流でした。それに対するアンチテーゼとして近年注目を集めている、健康的で無駄のない、持続可能なビジネス手法を紹介します。
ニュース面では、ミレニアル世代からの厚い支持を追い風に、勢いが止まらない「グッチ(GUCCI)」のビジネスに迫ります。年間売上高1兆円を目指しているという「グッチ」は、達成のために今後はどんな戦略を用意しているのか。マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼最高経営責任者の言葉から探ります。
ニューヨークで開催された「サンローラン(SAINT LAURENT)」と「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」の2019年春夏コレクションも速報しています。「サンローラン」は、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)による初のメンズ単独ランウエイショー、「アレキサンダー ワン」はショースケジュールを変更して初めて臨むショーです。それぞれのブランドの意図や狙いにも迫ります。
人気コーナーの「ファッションパトロール」では、先日リニューアルした阪神梅田本店の“食”売り場をレポート。人気ベーカリーの食パンだけを集めたパンマニア垂ぜんの「食パンセレクトショップ」や、大阪庶民のソウルフード、いか焼きのお店にフォーカスしています。