紙面紹介

健康的なビジネス教えます プロパー消化率65%を目指せ

 「WWDジャパン」6月18日号は、「健康的なビジネス教えます」という特集で、売り上げ好調な企業や業態がなぜ売れているのかに迫っています。「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」などを手掛けるマッシュホールディングス、ラクラスのドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)、ユナイテッドアローズの「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」などのビジネスの考え方やノウハウを取材し、ヒントとなる事例を集めました。

 特集では、変革が求められ、大転換期にある日本のファッションビジネスを、「プロパー消化率(値引きせず定価で販売した割合)」「原価率(販売価格に対して、原材料費・生産工賃などで構成される原価が占める割合)」という2つの指標から考えています。これまでのファッションビジネスは、「大量に作って、余れば値引きすればいい」という手法が主流でした。それに対するアンチテーゼとして近年注目を集めている、健康的で無駄のない、持続可能なビジネス手法を紹介します。

 ニュース面では、ミレニアル世代からの厚い支持を追い風に、勢いが止まらない「グッチ(GUCCI)」のビジネスに迫ります。年間売上高1兆円を目指しているという「グッチ」は、達成のために今後はどんな戦略を用意しているのか。マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼最高経営責任者の言葉から探ります。

 ニューヨークで開催された「サンローラン(SAINT LAURENT)」と「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」の2019年春夏コレクションも速報しています。「サンローラン」は、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)による初のメンズ単独ランウエイショー、「アレキサンダー ワン」はショースケジュールを変更して初めて臨むショーです。それぞれのブランドの意図や狙いにも迫ります。

 人気コーナーの「ファッションパトロール」では、先日リニューアルした阪神梅田本店の“食”売り場をレポート。人気ベーカリーの食パンだけを集めたパンマニア垂ぜんの「食パンセレクトショップ」や、大阪庶民のソウルフード、いか焼きのお店にフォーカスしています。

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WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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