日本アパレル・ファッション産業協会(アパ産協)は14日に都内で総会を開き、新しい理事長に北畑稔レナウン社長(56)が就任する人事を決定した。理事長を9年間務めた廣内武オンワードホールディングス会長(75)は最高顧問に退く。組織の若返りを図ることで、需要拡大や人材育成、業務プロセス改善など山積する課題への対応を強める。
アパ産協はアパレルを中心にした約350社で組織される業界団体。長年の課題である店頭販売の不振や産地の空洞化に加えて、近年はネット通販の急成長や2次流通の台頭などへの消費市場の変化が喫緊の課題として浮上している。北畑新理事にはこれら諸問題へのリーダーシップの発揮が求められる。