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改装したパリ店でH&Mが「サステイナブルをファッショナブルにする」リペアサービス開始

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は6月20日、パリ・ラファイエット通りの旗艦店をリニューアルオープンし、リペアサービスを開始する。リペアサービスでは、商品の修理だけでなく刺しゅうやパッチワークなどのカスタマイズサービスも提供する。その他、裁縫道具のキットや洗濯時に水にプラスチック繊維が混入するのを防ぐランドリーバッグなども販売する。同サービスを提供する旗艦店最上階のラウンジエリアはガラスの天井に、壁は植物の緑で覆われた空間で、古着を回収しクーポンと交換するリサイクリングステーションも近くに設置する。

 同サービスは4月にドイツで期間限定でテストしていたが、常設するのは初めての試みだ。H&Mのサステイナビリティー部門を統括するアナ・ゲッダ(Anna Gedda)は「スウェーデンで行った顧客調査で、古着の袋を抱えて歩くのはスタイリッシュではないという声があった。このサービスではファッションをサステイナブルにするだけでなく、サステイナブルをファッショナブルにし、顧客が進んで関わりたいと思う魅力的なものにできる」と語る。

 同旗艦店は、6層約4650平方メートル。そのうち2フロアが子ども服売り場で、広さ約370平方メートルをインテリアブランドの「H&M ホーム(H&M HOME)」に充てる。また1階部分ではパリにインスパイアされた限定コレクションを販売する。

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