ビジネス

改装したパリ店でH&Mが「サステイナブルをファッショナブルにする」リペアサービス開始

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は6月20日、パリ・ラファイエット通りの旗艦店をリニューアルオープンし、リペアサービスを開始する。リペアサービスでは、商品の修理だけでなく刺しゅうやパッチワークなどのカスタマイズサービスも提供する。その他、裁縫道具のキットや洗濯時に水にプラスチック繊維が混入するのを防ぐランドリーバッグなども販売する。同サービスを提供する旗艦店最上階のラウンジエリアはガラスの天井に、壁は植物の緑で覆われた空間で、古着を回収しクーポンと交換するリサイクリングステーションも近くに設置する。

 同サービスは4月にドイツで期間限定でテストしていたが、常設するのは初めての試みだ。H&Mのサステイナビリティー部門を統括するアナ・ゲッダ(Anna Gedda)は「スウェーデンで行った顧客調査で、古着の袋を抱えて歩くのはスタイリッシュではないという声があった。このサービスではファッションをサステイナブルにするだけでなく、サステイナブルをファッショナブルにし、顧客が進んで関わりたいと思う魅力的なものにできる」と語る。

 同旗艦店は、6層約4650平方メートル。そのうち2フロアが子ども服売り場で、広さ約370平方メートルをインテリアブランドの「H&M ホーム(H&M HOME)」に充てる。また1階部分ではパリにインスパイアされた限定コレクションを販売する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。