サンモトヤマは、6月20日付で創業家出身の茂登山貴一郎(もとやま・きいちろう)社長が代表権のある会長に就任し、新社長に卜部正壽(うらべ・まさひさ)副社長が昇格した。昨年秋に新しい銀座本店をオープンした同社は「第二の創業」を掲げて、成長戦略を推進している。ワールド、ニトリ、ヨウジヤマモト、アンテプリマなど幅広いファッション・流通企業で経験を積んだ卜部氏を社長に迎え、茂登山会長との2トップ体制によって方向性を明確にするとともに、迅速な意思決定を行う。
卜部新社長は62年生まれの56歳。87年に甲南大学文学部を卒業後、ワールドに入社し、国際統括部で北京と香港に勤務する。2006年にニトリに転じ、2013年にはヨウジヤマモトの執行役員に就任。その後、17年アンテプリマの顧問を経て、18年3月にサンモトヤマの副社長に就いていた。