プーマ(PUMA)はバスケットボール部門を再開することを発表し、ラッパーのジェイ・Z(JAY-Z)が同部門のクリエイティブ・ディレクターに就任した。ジェイ・Zは選手契約やプロダクトデザイン、マーケティングなどに携わる。
また、同社は若手注目株のディアンドレ・エイトン(Deandre Ayton)やマービン・バグリー(Marvin Bagley)、ゼイアー・スミス(Zhaire Smith)の3選手とも契約を結んでいる。エイトンは21日に行われるNBAドラフトにおいて1位指名を受けると目されており、バグリーとの契約は2007年に「ナイキ(NIKE)」とケビン・デュラント(Kevin Durant)のシューズ契約以来の大型契約になると見られている。
プーマとジェイ・Zとの関わりは深く、17年2月にはジェイ・Zのエンターテインメント企業ロック ネイション(Roc Nation)とコラボしてプーマは複数のスニーカーを手掛けている。また、同社に所属するリアーナ(Rihanna)やビッグ・ショーン(Big Sean)、ヨー・ガッティ(Yo Gotti)らもプーマとコラボした実績がある。
プーマは部門再開にあたって、NBAのスター選手として1970年代に活躍したウォルト・フレイジャー(Walt Frazier)のシグネチャーモデル“クライド(CLYDE)”を73足限定で発売した。
なお、ジェイ・ZはNBAファンであり、妻のビヨンセ(Beyonce)や娘のブルー・アイビー(Blue Ivy)らと試合を観戦している姿をたびたびパパラッチにキャッチされている。