「ナイキ(NIKE)」は7月5日、競技用シューズの技術やデザインをカジュアルなスニーカーに落とし込んだ新作モデル“EXP-X14”を発売する。
“EXP-X14”は、ランニングシューズの特徴を普段使いのスニーカーに取り入れた実験的(EXP)なモデルであることと、「ナイキ」のランニングシューズなどのソールに用いられているリアクト技術を示す同社内でのコードネーム、X14から付けられた。
ミッドソールやかかと部分は、アスリートの着用率も高い高性能ランニングシューズの“ズーム ヴェイパーフライ 4%(ZOOM VAPORFLY 4%)”に近いデザイン。アッパー部分は90年代後半を中心に展開していたランニングシューズの“ズーム ドライブ(ZOOM DRIVE)”をベースに、半透明な素材を使用することで現代的なアレンジを加えた。
シューズの内側にプリントしている“N3546”の文字は、創業間もない時期の「ナイキ」が1973年に最初にスポンサー契約を交わした長距離ランナー、スティーブ・プリフォンテーン(Steve Prefontaine)の1マイル(約1.6km)走記録(3分54.6秒)を示しており、「ナイキ」のランニングシューズの長い歴史を表現している。
価格は1万2000円で、「ナイキ」公式サイトおよび「ナイキ」の一部取り扱い店舗で販売する。