ファッション

“1968年”を知る Vol.8 生活とモノとの関係が変化 三種の神器からシェアへ

【LIFESTYLE】

 ヒッピーカルチャー全盛期の1968年、アメリカで発刊された雑誌「ホールアースカタログ(Whole Earth Catalog)」は、限られた資源の中で生きてくために必要なモノや知識と共に、自立した生き方を提示することで当時の若者たちに大きな影響を与えた。その頃の日本は、“三種の神器(白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫)”や“3C(カラーテレビ、クーラー、車)”などのモノを所有することが理想とされた高度経済成長期。物質的な豊かさを得る一方で、地球環境を省みない過剰な生産活動はさまざまな公害を引き起こしていた。過去の反省を踏まえて昨今は、“エシカル”や“サステイナビリティー”をキーワードに人々は生産・消費の方法を見直し始めている。また個人の生活には、2次流通マーケットやシェアリング・エコノミーなど、所有に捉われないモノとの関わり方が提案されるようになってきた。モノとの関係がより複雑になってきた現代には、どのようなモノが必要なのか、そしてどのように関わればいいのだろうか。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。