6月19〜24日に開催された2019年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークでは連日晴天が続き、会場付近では夏らしいリラックスしたムードの軽やかなスタイリングが多く見られた。特に目を引いたのは、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛ける「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアイテムだ。
「オフ-ホワイト」は「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカー「THE TEN」をはじめ、バッグやTシャツ、FIFAワールドカップ(FIFA World Cup)の開催に合わせて発売したばかりの限定コレクションのアイテムまで見られた。また、「ルイ・ヴィトン」は発表前のアイテムを身につけた人々もショー会場付近に集まった。前シーズンまでは「グッチ(GUCCI)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がストリートを席巻していたが、今季はやや落ち着いた印象だ。
アイテム別ではボディーバッグやベスト、色や柄もさまざまなキャンプシャツ、グラフィックが施されたアイテム、またDIY感のあるグラフィティーが描かれたアイテムも多く見られた。足元はダッドスニーカーが引き続きトレンドのようだが、「ヴァンズ(VANS)」の“オールド スクール(OLD SKOOL)”も根強い人気だ。