三陽商会の「エス エッセンシャルズ(S. ESSENTIALS)」は2018-19年秋冬、商品型数をこれまでの倍に増やす。今季からブランド名を「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」から改称。9月25日に初の単独直営店を日本橋高島屋S.C.の新館3階に開く予定で、ウィメンズとメンズのウエアと雑貨をはじめ、買い付けの日本製のアクセサリーや雑貨をそろえる。これまでシャツやカットソー、ニットなどを中心に販売してきたが、今季からアウターも拡充していく。
今季は“No Filer”をテーマに、オーガニックコットンやウールなど、素材のよさを引き立たせることに重きを置いた。天然素材にこだわりながらも、洗濯後にアイロンがけをせずすぐ着用できるイージーケアを意識し、“キレイに見えて、実は楽”なウエアを提案する。
アウターは、特殊ミシンによるTPS(ツインプロヴァーシーム)縫製を採用したダブルフェイスのウールコートをはじめ、テディベアで有名なドイツのぬいぐるみメーカー「シュタイフ(STEIFF)」のモヘヤファーを使ったファーコートなどをラインアップ。植物由来の染料にこだわったボタニカルダイのシャツやストールは、オーガニックコットンサテンの生地を無ろ過のワイン、緑茶、コーヒーで染めている。
買い付けの雑貨は、横浜のクリーニング店のリブレ ヨコハマ(LIVRER YOKOHAMA)による天然成分を使った洗濯洗剤や、東京・千駄木のべっこうの老舗である大澤鼈甲によるピアスなど、ギフト需要も考慮した5000~2万円などの雑貨をそろえる。
ウエアの価格帯は、コートが6万4000~18万円、ジャケットが3万2000~5万4000円、ニット・カットソーが6900~3万9000円、シャツ・ブラウスが1万3000~2万6000円、ワンピースが2万2000~3万2000円、ボトムスが1万6000~2万7000円など。