カメイ・プロアクト(東京、長谷部誠・社長)は、イタリアのスニーカーブランド「スペルガ(SUPERGA)」の国内独占販売権を取得した。年内いっぱいは世界長ユニオンが総輸入代理店を務め、2019年1月からカメイ・プロアクトのもとでリブランディングを図る。
同ブランドは1911年にイタリア・トリノで創業した。キャンバス製スニーカーの “2750”がシグネチャーアイテムで、本国では「一家に1足」といわれる足元の定番品だ。今月、フィレンツェで開催された第94回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)でもスタッフのオフィシャルシューズに採用された。
カメイ・プロアクトの太田雄介ブランドマネジャーは「『コンバース(CONVERSE)』『ヴァンズ(VANS)』に続く3大キャンバススニーカーブランドに成長させたい」と展望を語る。そのために価格と流通を見直す。価格については「2~3割程度削ることは可能だと思う」といい、流通では「(靴の)専門店を強化する」。「スペルガ」はセレクトショップを中心に販路を広げたが、トレンドの影響を受け売り上げの浮き沈みが激しく、ディスカウントストアなどでも売られたことで価格設定が乱れた。
リブランディングを実施し、初年度の販売数20万足を目指す。また「19年度中に渋谷・原宿エリアに旗艦店もオープンしたい」とコメントした。