ベイクルーズグループのラクラスは、セレクトショップのAPストゥディオ(AP STUDIO)の2号店を10月に大阪の商業施設内にオープンする。1号店は、16年3月にオープンした東京・新宿の商業施設ニュウマン内にある。1号店のオープン当初は、同社の既存ショップ、ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)各店や、アパルトモン(L’APPARTEMENT)の顧客が買いまわるケースが多かったというが、2年が経ちAPストゥディオ独自の顧客を開拓。売り上げは計画を上回っており、ニュウマンの中で好調店舗となっているという。
1号店の中心客層は30代後半~40代だが、「高島屋新宿店からの買い回りで50~60代客もいる」(ブランド広報)ことを受け、この2年でサイズ感などを修正してきた。カジュアルアイテムであっても、大人が着られる落ち着いたトーンで提案している点もポイント。ショップのブログ、インスタグラム、ECサイトで連携した発信を強化し、ショップの認知向上にも地道に努めてきた。
1号店の出店当初から、ベーシックアイテムのシルエットなどを微妙に変化させて、着こなしで差をつけるようなスタイル提案を強みとしてきた。今秋もその流れを踏襲する。買い付けでは韓国のデザイナーブランド「ミニッツ(MINITZ)」が注目ブランドとして育ってきており、アウターは入荷告知をすると集客につながるまでになった。今秋も同ブランドで、ボリュームシルエットのトレンチコートなどを仕入れている。