「シャネル(CHANEL)」は6月29日、 ウオッチ“コード ココ(CODE COCO)”のブラックセラミックタイプを発売する。ダイヤルにプリンセスカットのダイヤモンドを1石あしらったモデル(73万2500円)と、ベゼルにブリリアントカットのダイヤモンドを52石配したモデル(124万円)をそろえる。
デザインの最大の特徴は「シャネル」のアイコン的ハンドバッグで、1955年にデザイナーのココ・シャネル(Coco Chanel)が発表した“2.55”のターンロック式クラスプ(留め金)をダイヤル中央に大胆に配している点だ。バッグ同様、“コード ココ”はクラスプを回転して着脱する。時計の顔ともいえるダイヤルの中央にブランドの象徴を設置することで、ファッション性と独自性を強く打ち出している。
ブラックセラミック製のブレスレットは“2.55”のキルティングを再解釈したもので、側面に「シャネル」のジャケットのブレードを思わせる縁取りがステンレススチールで施される。
同モデルは、2017年にステンレススチール素材で初登場した。セラミックはステンレススチールに比べ硬くて加工が難しいが、一方で深遠な光を発して美しい。時計でありながら、ジュエリーのようにも楽しめるアイコンウオッチだ。“コード ココ”はダイヤモンドを配することで華やかさとクラス感をプラスしている。