ファッション

「バルマン」のシューズデザイナー、ドルチーニが「バカラ」とコラボしたクリスタル・シューズを発表

 シューズデザイナーのディエゴ・ドルチーニ(Diego Dolcini)は自身のキャリアの25周年を記念して、フランスのクリスタルメーカー「バカラ(BACCARAT)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを発表した。

 “クリスタル・クチュール”と名付けた同コレクションは、ヒールに「バカラ」のクリスタルをあしらい、「バカラ」のシグネチャーカラーでもあるルビー、アンバー、アメジスト、ブラックを使用した15のデザインで展開する。

 ダニエラ・リカルディ(Daniela Riccardi)=バカラ最高経営責任者は、「『バカラ』をクチュールやランウエイ、ファッションショーの世界に登場させるという構想を長い間温めてきた」とコメント。同社はパリ・オートクチュール期間に、ドルチーニのこれまでの作品を公開する回顧展を本社で開催する。

 ディエゴ・ドルチーニはトム・フォード(Tom Ford)がクリエイティブ・ディレクターを務めていた時代の「グッチ(GUCCI)」や、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「ヴィオネ(VIONNET)」「カサディ(CASADEI)」などで経験を積み、2016年からは「バルマン(BALMAIN)」のヘッド・シューズ・デザイナーを務めている。

 一方で1764年創業のバカラは、中国の投資会社、フォーチュン・ファウンテン・キャピタル(FORTUNE FOUNTAIN CAPITAL)が、米国のスターウッド・キャピタル・グループ(STARWOOD CAPITAL GROUP)とエル・キャタルトン(L CATTERTON)からバカラ株の88.8%を取得して昨年傘下に収めた。取得金額は約1億6400万ユーロ(約21億円)。

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