ファッション

ハワイで日焼け止めの販売禁止 サンゴ礁保護のため2021年から

 ハワイ州政府は7月3日、特定成分を含んだ日焼け止めの販売や配布を2021年1月1日から禁止すると発表した。サンゴ礁を含む海洋生態系の保護が目的で、5月に議会を通過していた法案に3日、デビッド・イゲ(David Ige)州知事が署名をして正式に成立した。

 対象となるのは、紫外線吸収剤として配合されるオキシベンゾンとオクティノクセイトを含んだ日焼け止め製品。ハワイ州には17年に938万人の観光客が訪れているが、研究によると化学物質を含む日焼け止めが海洋に蓄積し、サンゴをはじめとする海洋生物に大きな影響を与えているという。

 なお、これらの成分はファンデーションやヘアケア製品などにも使われるが、化粧品として販売されている製品や認可された医療従事者が処方した日焼け止めは対象外となる。また、観光客が持ち込んだ製品も対象外であるため、日本国内販売の影響は少ない見込み。イゲ州知事は「この新しい法案はハワイのサンゴ礁を保護し、復活させるための第一歩だ」とコメントしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。