渋谷・南平台にギャラリースペース「Container Graphic Gallery」が7月6日オープンする。オープンを記念し、写真家の濱田晋の企画展「The Night Sea」を7月6〜8日に開催する。
同展は「アンナ マガジン(anna magazine)Vol.11」(mo-green)のコンテンツ“The Night Sea”で未収録の作品を立体化させたもの。濱田がサンフランシスコの夜の海で撮影したポートレートに、自身が書き下ろした被写体へのインタビューをレイアウトした作品を展示する。雑誌のように文章を読みながら鑑賞できるエディトリアル的なアプローチだ。
濱田は作品について「夜の海に人がいる。故郷の歌を唄う女、輪から離れた少年、カモメが好きなホームレス。これは映画でも小説でもないショートドキュメンタリー」と語り、「Container Graphic Gallery」を主宰する須藤亮「アンナ マガジン」編集長は「夜の海に集まる人々に、ずっと興味があった。濱田さんのストレートなポートレートと人々の飾り気のない言葉の中に、昼のあっけらかんとした海とは全く違う、“パーソナル”な海との関わり方を感じた」と語る。
「Container Graphic Gallery」は“世界中のヒトやモノと自由に出会えるプラットフォーム”を形にするべく、新しい価値と価値をつなげるオープンなギャラリースペースを目指す。
また、初日の7月6日の18時からはレセプションパーティーを開催する。濱田本人が在廊する他、同展を記念したZINE「The Night Sea」を数量限定販売する。
濱田は1987年生まれの写真家で、雑誌やウェブメディアで活動する。著作は「それから and then」(BYONE PRESS)や「Practice of thinking思考の練習」(BURNING PAPE)など。今年の夏に初の作品集を出版予定。
■The Night Sea
日程:7月6〜8日
時間:12:00〜19:00
場所:Container Graphic Gallery
住所:東京都渋谷区南平台町8-11 2階
入場料:無料