近年メンズメイクが注目を集めているが、日本の男性にとってメイクアップはまだまだ縁遠い存在だろう。キム・ジョーンズ(Kim Jones)による新生「ディオール(DIOR)」が発表した2019年春夏メンズ・コレクションのメイクアップは、違和感なく取り入れやすいアイテムや要素が詰め込まれており、お手本となりそうだ。
メイクアップを担当したピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップ クリエイティブ&イメージディレクターは「凛々しくスマートなルックにするために、スキンケアには『ディオール オム ダーモ システム』を使用した」と説明する。男性の皮膚構造に着目して作られた乳液「ディオール オム ダーモ システム エマルジョン」(9500円)で肌を整えた後、過剰な皮脂をコントロールしてマット肌に導くためのジェル状美容液「ディオール オム ダーモ システム マット コントロール」(1万1000円)を気になるところだけに使用した。これらのアイテムは日本では表参道店と銀座店、公式ECサイトのみで取り扱っている。
肌はスキンケア後、肌色に合うファンデーションとリキッドコンシーラーを使用してマットに仕上げた。カラーアイテムなどは使用しないナチュラルなメイクだが、目元に陰影を持たせるために眉を強調した。「ディオール バックステージ ブロウ パレット」(4000円)を使用して眉の形を整えただけだが、凛々しくスマートな印象に。メイクアップはハードルが高い、と感じる人はアイブロウから取り入れてみては。