「シャネル(CHANEL)」は3日、パリのグラン・パレで2018-19年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。今回のテーマはパリの街。会場も文学の街としてのパリに敬意を払い、セーヌ川沿いのブックスタンドやフランス学士院が見える街の風景を再現したセットが組まれた。
ツイードやブレードにジッパーが装飾されたルックには、コロネのようなリーゼントヘアを合わせた。きつく結ったポニーテールと対照的なボリュームのあるトップは、フェミニンなファッションにインパクトを与えている。また、トップをリーゼントにしていないモデルのヘアには羽根がびっしりついた髪飾りを着け、かなり強めな印象だ。
メイクアップも強めなアイメイクが目を引く。カラーはブラックとエメラルドグリーンをメーンで用い、6日に発売した新アイメイクコレクションの「オンブル プルミエール 46 ブルー セレーヌ」と「レ キャトル オンブル 306 スプランドゥール エ オダス」(6900円)や、グリーンブルーのアイライン「スティロ ユー ウォータープルーフ 938 マレキアーロ」(3000円)を使用。ブラックのシャドウをアイホールいっぱいに伸ばし、キワにグリーンで太めのラインを重ねている。ルックは全体的にブラックやグレーなど落ち着いたカラーが並んだが、アイメイクのきらめきが彩りを加えた。
肌はファンデーション「レ ベージュ タン ベル ミン」でマットな質感に。リップは「ル ルージュ クレイヨン ドゥ クルール」の秋冬の新色「ディスクレシオン」(8月24日発売、3900円)の柔らかいアプリコットカラーで抑えめにすることで、アイメイクを際立たせた。