今春高校を卒業し、女優として活動の幅を広げる久保田紗友。数々のCMやドラマ、映画に出演し、その凛とした佇まいで注目を集めている。7月15日から始まるドラマ「この世界の片隅に」(TBS系)で主人公の妹、浦野すみ役を演じるなど、さらなる飛躍が期待される18歳だ。
WWD:まず、芸能界に入ろうと思ったきっかけは?
久保田紗友(以下、久保田):小さい頃から漠然と自分もテレビに出てみたいという気持ちはあって、小学校4年生の時に地元の芸能スクールに通うようになりました。2011年にソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)主催のオーディションがあり、当時のスクールの先生に勧められて受けたら合格して、今の事務所に所属することになりました。それから本格的に芸能活動を始め、中学校を卒業するまでは地元の北海道から東京に通う生活をしていて、高校に入るタイミングで上京しました。
WWD:女優以外の道は考えなかった?
久保田:歌ったり踊ったりすることも好きでしたが、それでやっていこうとは思わなかったですね。ただ、女優をやっていきたいという思いは事務所の演技レッスンを受けて強く芽生えました。
WWD:3月に高校を卒業してこの春からは女優一本になり、心境の変化はあった?
久保田:高校時代も芸能活動はしていたんですが、これからは本当に仕事だけになったので、やはり責任感は高まりました。
WWD:卒業後、伊藤園の「お〜いお茶 新緑」のCMや、7月15日から始まるドラマ「この世界の片隅に」への出演も決まって順調だと思うが。
久保田:でも、常に不安はあります。今は目の前の仕事に精いっぱい取り組んでいこうと思っています。
WWD:ドラマや映画の撮影に入る前に役作りはしている?
久保田:そうですね。時代背景などは事前に調べておいたり、その役と自分との共通点は見つけるようにしています。「この世界の片隅に」では主人公すずの妹の浦野すみ役をやらせてもらうのですが、私自身と似ている部分がけっこうあって、役には入りやすいですね。今までは暗い役が多く、視聴者の方からは無口で笑わない人だと思われていると思うんですが、けっこう話す方だし、普通に笑います(笑)。だからすみ役は素の自分に近いなと感じていますし、“姉よりもしっかり者の次女”というのも共通しています。でも、まだまだ演技の幅も狭いので、まずはその幅を広げていくためにいろいろな役をやっていきたいです。
WWD:これだけは負けないというところは?
久保田:あまり表には出しませんが、負けず嫌いなのと、すごくポジティブなところです。
WWD:インスタグラムもフォトジェニックな感じだが?
久保田:投稿するタイミングなどは特に決めていないんです。あまりごちゃごちゃした感じに見えないようには心掛けていて、見た人にいいなって思ってもらえるように意識しています。
WWD:美容で気をつけていることは?
久保田:朝と夜とで使う乳液を換えていたりはしています。あと乾燥肌なので、保湿はしっかりとするように心掛けています。メイクだと赤リップが好きで、それはたくさん持っています。力強い眉毛が特徴的ってよく言ってもらうことが多いのですが、特にいじってはいなくて、でも言われるとうれしいです。
WWD:休日はどう過ごしている?
久保田:ジムに行ったりしています。それほど追い込んでという感じではないですが、ジムには週2回ほど行っていて、パーソナルトレーナーをつけてやっています。
WWD:将来どんな大人になっていきたい?
久保田:芯が強くてしなやかさがあって、「あの人カッコいいよね」って言われるような大人になりたいですね。