「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は14日~8月1日まで、阪急うめだ本店9階で「タイム・カプセル(TIME CAPSULE)」展を開催する。
同展は1854年の創業から現在までの「ルイ・ヴィトン」の技術革新やデザインの軌跡を振り返るもので、アーカイブを数多く展示する。同ブランドのアーカイブ展と言えば、2016年に東京・紀尾井町で開かれた「空へ、海へ、彼方へ—旅するルイ・ヴィトン展」が話題を呼んだ。今回は規模こそ縮小しているものの、ブランドのルーツとデザインの進化を伝えるという意味で同様の役割を果たしている。
特徴は、現代の製品とアーカイブを対にして見せる構成で、旅行用トランクはもちろん、タイヤや化粧品を持ち運ぶためのオーダーメードのケースなど幅広い用途のラゲージが展示されている。また、デジタルを生かした演出も特徴で、汽車の旅から宇宙旅行まで、旅の風景と連動した展示で旅情を誘う。フランスのアトリエから来日した職人による伝統的な革製品製造の実演も披露する。
開幕前日の13日には内覧会が開かれ、女優の高畑充希が来場した。高畑は展示の感想について「一番印象的だったのは現存する日本最古のトランクである板垣退助のトランク。また、ピクニックの道具やペットのためのトランクなどもあり、『ルイ・ヴィトン』はなんでも包めるんだな、と思った。昔のデザインと比較して見られるのがユニーク」とコメントしている。
■「タイム カプセル」展
日程:7月14日~8月1日
時間:10:00~20:00(金・土曜は21:00まで。最終入場は閉場30分前まで)
場所:阪急うめだ本店 9階
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7