日本百貨店協会は17日、加盟する百貨店による販促イベント「プレミアムサマーバザール」を7月27日から実施すると正式発表した。衣料品の夏のクリアランスセールが一服し、売り上げが落ち込む時期の活性化策として、第2弾のセールを柱にしたイベントを最終金曜日のプレミアムフライデーのタイミングに合わせて行う。全国の141店舗が参加する。
政府が旗振り役のプレミアムフライデーを盛り上げるという名目のため、共通のロゴやポスターを展開するが、開催期間や名称は各百貨店がそれぞれ設定する。日本百貨店協会は「プレミアムサマーバザール」の名称を推奨するものの、独自の名称を謳う百貨店も少なくない。三越伊勢丹ホールディングスは「ミッドサマーセール」、高島屋は「真夏のスパートSALE」、そごう・西武が「お盆マルシェ」、東武百貨店は「夏デパ!TOBU祭」の名称を付けた。
昨年まで夏のセールを7月半ば開始で行っていた三越伊勢丹ホールディングスが前倒しを決めたことで、今年は各社がほぼ6月29日開始で足並みをそろえた。さらに2回目のセールを同時に行うことでも各社は共同歩調をとるにに至った。